マンションオーナー様各位

　拝啓、春爛漫の候時下ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。さて、今年もマンション等の建築物定期調査報告の時期がやってまいりました。

□□建築物定期調査報告□□□□
　建築物定期調査報告とは、建築基準法で(1)特殊建築物等(2)昇降機、遊戯施設(3)特殊建築物等に設ける建築設備について、その所有者・管理者が安全を確保するため専門技術者に定期的に調査・検査をさせ、その結果を特定行政庁に報告することです。

□□定期調査の内容□□□□
　建築物定期調査報告では(1)地盤、周囲の地形、擁壁、避難通路など敷地の状況についての調査 (2)基礎、土台、柱、梁、壁、床、外壁、広告塔、看板など構造体や落下危険物の状況についての調査(3)外壁の防火構造、防火区画、防火戸、内装材料廊下、通路、階段、扉、出入り口、排煙口、バルコニー、屋外通路、非常用進入口など、耐火構造・避難施設等の状況についての調査(4)採光、換気設備の設置などの状況についての調査を行います。

□□調査内容の変更□□□□
今年度より築１０年を超える建物に関しては、外壁タイルの全面打診検査が必要になりました。建築物定期調査報告は専門的な知識と経験が必要となりますので、お近くの設計事務所などに一度ご相談下さい。