□□耐震診断□□□□
耐震診断は、建物の地震に対する強さを調査します。耐震診断方法は住宅と非住宅によって異なり、住宅の場合は耐震性がどの程度かを、地盤・基礎と上部構造に分けて建築士等(耐震診断技術者)が評価します。
□□耐震診断評価□□□□
住宅の耐震診断評価は、点数により4段階に分けられています。評価点1.5以上→倒壊しない。評価点1.0以上1.5未満→一応倒壊しない。評価点0.7以上1.0未満→倒壊する可能性がある。評価点0.7未満→倒壊する可能性が高い。このように点数により倒壊の危険性を判別し、耐震改修工事が必要かの目安にします。
□□耐震診断の補助□□□□
耐震診断は、建築士等(耐震診断技術者)の専門家へ依頼しなければなりません。その際発生する診断費用の一部を、国及び地方公共団体が補助する制度です。補助対象は木造住宅の場合、昭和56年以前に建築され、現在も使用している建物が対象となります。原則このような条件ですが、地方公共団体により異なりますので一度ご相談して下さい。
□□耐震設計の要点□□□□
耐震設計は、耐震診断評価に基づき耐震改修工事を計画します。耐震改修工事といっても多数の方法が有り、最近では重要な部屋のみを重点的に補強し、建物が倒壊しても人命を守ることの出来るシェルター工法等が有ります。重要なのは人命です。当然予算も考慮する必要が有り、耐震設計では双方を上手に調整する必要が有ります。
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